【株主優待④】ナイス(8089)を39回売買しました。含み損の100株を、含み益の100株に戻すまで

【株主優待④】ナイス(8089)のアイキャッチ 株主優待

要約

連載「株主優待」の4回目です。今回はナイス(8089)を100株。

この1銘柄で、私は39回も売買していました。

買いが36回、売りが3回。いま持っているのは100株だけです。100株を持つのに39回。自分でも数えて驚きました😅

しかも途中で180株まで増やして、また100株に戻しています。何をやっているんだと思われそうですが、やったことは含み損だった100株を、含み益の100株に作り替えるという作業です。

  • 優待は年2回の寄付金付きQUOカード。何に使われる寄付なのか
  • 39回、何をしていたのか。全部の売買を並べます
  • 180株まで増やして100株に戻した理由と、その結果いくら動いたか
  • 私の7指標だとどうなるか(PBR0.39倍は連載で最安です)
  • 『自分利回り』が 4.25%、優待を足すと 4.78% になること

⚠️ 権利付き最終日は2026年9月28日です(※要確認。日付は必ずご自身で確認してください)。

ナイス(8089)って、どんな会社?

横浜が本拠の会社です。住宅・建材の事業と、水産を中心とした食品の事業を持っています。東証スタンダードの卸売業です。

項目数字
株価2,017円(2026年9月11日)
PER(予想)7.34倍
PBR0.39倍
自己資本比率32.81%
時価総額約247億円
配当利回り(予想)3.92%
ROE(予想)5.33%
決算期3月

出典:IRバンク/株探

PBR0.39倍。 この連載で紹介したなかでいちばん安い水準です。1株あたりの純資産(BPS)は5,154円で、株価はその4割以下ということになります。

配当はこうなっています。

決算期1株配当
2022年3月期50円
2023年3月期40円
2024年3月期60円
2025年3月期65円
2026年3月期72円
2027年3月期(予想)79円

⚠️ 2023年3月期に減配しています。 50円から40円へ。ここは隠さず書いておきます。

そこからは4期連続で増えていて、今期予想は79円。配当性向は2026年3月期で33.0%なので、まだ余裕はあります。

優待は「緑の募金」の寄付金付きQUOカード

ここが今回いちばん気に入っているところです。

緑の寄付をイメージしたイラスト

もらえるのは寄付金付きのQUOカードです。会社の説明にはこうあります。

寄付金は、国内の森林整備や子どもたちへの森林環境教育、災害復旧支援などに活用されます

QUOカードを使いながら、森林整備の寄付にもなる。 優待をいくつかもらってきましたが、寄付が付いているものは初めてでした。

保有株数3年未満3年以上
100〜300株未満500円分1,000円分
300〜500株未満1,000円分2,000円分
500株以上1,500円分3,000円分

出典:ナイス 株主優待制度(※要確認。条件は変わることがあります)

  • 基準日は毎年3月末日と9月末日の年2回
  • 発送は3月基準日分が6月末、9月基準日分が12月中

私は100株なので、いまは500円×年2回で、年1,000円ぶんです。買い始めたのが2025年7月なので、まだ3年未満。2倍の1,000円になるのは先の話になります。

継続保有の条件が、今回の話につながります

会社の説明です。

「継続保有期間」は、基準日において、同一の株主番号で最小株式数を下回ることなく株主名簿に継続して記載された期間

最小株式数を下回らなければいい、と書いてあります。100株の区分なら、100株を割らなければ継続は切れません。

これが次の章に効いてきます。

39回、何をしていたのか

全部の売買を並べます。だいぶ恥ずかしいですが、そのまま出します。

トレードしているイラスト

第1幕:20回かけて100株(2025年7〜8月)

2025年7月28日から8月21日まで、20回に分けて100株を買いました。 優待目当てです。

1回あたりの株数を数えると、こうなります。

1回あたり回数
5株12回
3株5回
7株4回
10株3回
1株7回
その他(2・6・8・14・20株)各1回

5株ずつが12回。 なんか私らしいな、、、(笑)。

第2幕:下がるたびに1株(2025年10〜11月)

10月末から11月にかけて、1株ずつ7回連続で買っています。

日付単価
2025/10/271,825円
2025/10/281,816円
2025/10/291,773円
2025/10/301,768円
2025/11/041,765円
2025/11/071,760円
2025/11/111,758円

きれいに下がり続けています。 そのたびに1株ずつ拾っていました。1株なら数千円なので、気楽に押せてしまうんですよね。

11月14日に3株を足して、110株になりました。

第3幕:いちばん高いところで10株(2026年3月)

2026年3月2日、10株を2,213円で売りました。 この期間でいちばん高い値段です。狙って当てたというより、たまたま高いときに売れたというのが正直なところです。

これで100株に戻りました。

第4幕:含み損の100株を、含み益の100株にする(2026年6〜8月)

ここが本題です。

2026年5月25日の時点で、私のナイスは含み損でした。

数字
保有100株
取得単価1,870円
現在値1,845円
評価損益−2,500円

そこでやったのが、これです。

含み益になるまでプチナンピンして、含み益になってから100株に戻す。

6月に8回かけて80株を買い足しました。

株数金額平均
6月の買い増し80株147,884円1,848円

これで180株になり、取得単価は1,870円から約1,860円へ、9円下がりました。

そして7月1日に60株を1,869円で、8月10日に20株を1,923円で売って、100株に戻しました。

株数金額
買った80株147,884円
売った80株150,600円
差+2,716円

80株を買って売って、2,716円。そして取得単価は1,861円まで下がりました。

結果、9月11日時点でこうなっています。

数字
保有100株
取得単価1,861円
現在値2,017円
評価損益+15,600円

含み損だった100株が、含み益の100株になりました。

39回売買しても、優待は守れています

さっきの継続保有の条件を思い出してください。「最小株式数を下回ることなく」でした。

私は110株にも180株にもしましたが、100株を下回ったことは一度もありません。だから優待の継続はつながっています。

100株というコアは動かさず、その上に乗せた分だけで建値を下げた。 そういう形でした。

⚠️ ただし、これは必勝法ではありません

書いておかないとフェアじゃないので、はっきり書きます。

株価が下がり続けていたら、買い増した分だけ含み損が増えていただけです。 たまたま6月から8月にかけて戻したから、この形になりました。

私がやったのは買い増して待っただけで、戻したのは市場です。そこに実力の話はありません。たまたまうまくいっただけ。

私の7指標で判定してみる

いつもの7指標です。

#指標ナイスの数字判定
1自己資本比率(40%以上)32.81%△
2PBR(1倍未満)0.39倍○
3配当性向(70%以下)33.0%○
4累進配当採用○
5増配トレンド(3年以上)50円→79円○
6DOE採用の記載なし×
7配当利回り(3.5%以上)3.92%○

累進配当とDOEはかぶりたんの一覧で確認しました(2026年9月14日時点)。

PBR0.39倍は、この連載でいちばん安い数字です。 一方で自己資本比率32.81%は△。安いには安いなりの理由がある、という見方もできます。

なお、この7つに総合判定はありません。選ぶときの参考であって、合格ラインではないからです。

『自分利回り』は4.25%。優待を足すと4.78%

この連載の主役、『自分利回り』です。

『自分利回り』とは、今の株価ではなく、自分が買った値段(取得単価)で計算した利回りのことです。

配当は1株79円(2027年3月期予想)、優待は年1,000円分として計算します。

今の株価2,017円で買う人私(取得単価1,861円)
配当(年7,900円)3.92%4.25%
優待(年1,000円)0.50%0.54%
合計4.41%★4.78%

左の3.92%はIRバンクの表示、0.50%は株探の表示とそれぞれ同じ数字になりました。

倍率は1.08倍。この連載でいちばん小さい差です。

回銘柄倍率
②三井住友FG4.67倍
③稲畑産業1.90倍
①KPPグループHD1.51倍
④ナイス1.08倍

理由ははっきりしていて、買ってからまだ1年ちょっとだからです。39回も売買していますが、時間そのものは買えません。

『自分利回り』は時間が育てる数字です。39回の売買で下げられたのは、取得単価のたった9円ぶんでした。その事実も、並べておく価値があると思っています🤔

まとめ

ナイス(8089)を、私の保有データと一緒に書きました。

  • 優待は寄付金付きQUOカード。年2回、100株で3年未満500円/3年以上1,000円
  • 寄付は国内の森林整備や森林環境教育、災害復旧支援に使われる
  • この1銘柄で39回売買した(買36回・売3回)
  • 含み損の100株を、80株のプチナンピンを挟んで含み益の100株にした。取得単価は9円下がった
  • 100株を一度も割っていないので、優待の継続保有は切れていない
  • 7指標ではPBR0.39倍が連載で最安、自己資本比率32.81%が△、DOEが×
  • 『自分利回り』は4.25%、優待込みで4.78%。倍率1.08倍は連載で最小

この記事は「買いましょう」という話でも「こうやって売買しましょう」という話でもありません。 数字はすべて執筆時点のもので、株価も配当も優待の条件も変わります。判断はご自身でお願いします。

今回いちばん書きたかったのは、優待のコアさえ割らなければ、その上では割と自由に動けるということでした。100株を守っている限り、継続保有の年数は積み上がっていきます。

ただ、39回も売買して下がった取得単価は9円です。手間に見合ったかと聞かれると、正直なところ微妙でした😅

次回も株主優待の銘柄を予定しています。最後までお付き合いいただいて、ありがとうございます😆

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