エイベックスを創業した松浦勝人さんが、note に「100万円でも100億円でも、なくなる時は一瞬だ」という記事を書いていました。
読みました。桁が3つくらい違う人の話です。
要約
100億円を動かしてきた人が、お金についての結論を4つ書いていました。読んでみると、深くうなずけるところと、逆立ちしてもマネできないところが、きれいに分かれます。今回は投資のやり方の話ではありません。有名人の記事の紹介でもありません。桁違いのお金の話を、『身の丈』まで落として読んだらどうなったか、という記事です😊
「もらいすぎは悪」への、当事者からの反論でした
いちばん最初に引っかかったのが、報酬の話です。
松浦さんは、こう書いています。リスクを背負って始めた人間が、成功したときにそれなりの報酬を得るのは、おかしなことではない。成功しなかったら、報酬はゼロなのだから、と。
これは、起業した人にしか言えない言葉だと思いました。
私は毎月、決まった日に給料が振り込まれる側にいます。会社が赤字でも、その月の給料がゼロになったことはありません。ゼロになる前提で働いたことがないので、この理屈は理屈としてしか分かりません。
もう一つ、こういう指摘もありました。社長の報酬が1億円ということは、その会社の社員はどんなに頑張っても1億円以下ということだ。それって、さびしくないか、と。
この一文は、日本の「もらいすぎは悪」という空気に向けた言葉だと感じました。
そして、記事の後ろのほうにこうあります。もらうことを恥じる文化より、稼ぐことを堂々と語れる文化のほうが、働く人間は強くなる、と。
稼ぐことを堂々と語れる文化。日本では、あまり見かけない気がします🤔
私の金銭感覚は、たぶん育っていません
次が本題です。
金銭感覚は、使った金額でしか育たない
(出典:松浦勝人さん note「100万円でも100億円でも、なくなる時は一瞬だ」)
レコードのレンタル店から始めて、あの規模まで大きくした人が書いています。小さい金額から順に使ってきて、そのつど痛い目に遭ってきた人の、経験からの言葉です。
そして、続きがこうです。貯めているだけの人は、金の使い方がうまくならない。
はい、私です。
ここは言い訳のしようがありません。私がやってきたのは、貯めて、増やして、また貯めることです。使う練習は、ほとんどしていません。
ただ、一つだけ言い返させてください。
お金の増やし方のほうは、少しはうまくなったと思っています。
長いあいだ目標にしていた大台には届きましたし、準富裕層と呼ばれる区分にも入りました。(今は増減で行ったり来たりなので準富裕層に入りかけ)増やす側の判断は、毎月しています。どの銘柄をいくら買うか、そこは自分で決めてきました。
ですが、使う側の判断となると、回数がまるで違います。増やす筋肉ばかり鍛えて、使う筋肉を一度も使っていない状態です。
なので、ここから無理のない範囲で鍛えます。いきなり松浦さんの真似はできませんが、金額の小さいところからなら始められるはずなので😅

100万円でも100億円でも、なくなるときは一瞬
記事のタイトルにもなっている話です。
100億円もあれば、そうそうなくならないだろう。普通はそう思います。ですが、なくなる。一瞬で。
その理由が、私には意外でした。入ってくる話の大きさが、持っている金額に比例するからです。
100万円しか持っていない人のところに、100億円が動く話は来ません。100億円持っている人のところには、100億円が動く話が来る。つまり、持っている額が増えると、失う可能性のある額も同じだけ増えるということです。
で、ここで私は考えました。
準富裕層に入った私のところには、これから準富裕層相当の話が来るようになるのだろうか、と。
……今のところ、何も来ていません。
勧誘の電話も、うまい話も、来ていません。ですので、これは体験談ではなく予防線です。来てから慌てるくらいなら、来る前に書いておこうというだけの話です。
松浦さんは、信頼していた友人に財産の管理を任せていた時期があったそうです。結果として、さまざまな事情があって多額の借金を抱えることになった。
私は今、お金の管理を誰にも任せていません。証券口座は2つとも自分で開いて、自分で見ています。この習慣だけは、規模が変わっても手放さないほうがよさそうです。
「会いたい」と連絡が来る人には、まだなっていません
お金は、人間関係を勝手に書き換える。これも記事に書かれていたことです。
松浦さんは、お金を失いかけてから人を信用しなくなったそうです。理由がなかなか強烈で、「会いたい」と連絡が来て、いい話だったことがない、と。
読みながら思いました。
私には、そもそも「会いたい」と連絡してくる人がいません。
はい。ここは自慢できるところではありませんね😆
そして、いちばん静かに刺さったのがこの部分です。自分の中では何も変わっていない。向こうが勝手に変わっていくのだ、と。もう慣れた、何とも思わなくなった、とも書いてありました。
これも経験した人しか書けない一文です。変わったのは自分ではないのに、周りが勝手に態度を変えていく。しかもそれを止める方法がない。

「あるだけ使っちゃう」は、マネできません
一方で、まったく届かないと感じた部分もあります。
松浦さんは、あるだけ使ってしまうタイプだそうです。それでも後悔はしていない。なぜなら、自分の知らないことを知るために使ってきたからだ、と。
ですが、これは稼ぐ能力がある人だから言える言葉です。
使い切っても、また稼げる。その自信がある人の使い方であって、給料と配当で組み立てている私が同じことをしたら、ただ計画が壊れるだけです。今の私がマネできるレベルの話ではありません。
ここは、素直にそう書いておきます。
お金についての結論4つを、『身の丈』に当ててみました
記事の最後に、松浦さんの結論が4つ並んでいます。私なりに要約したものと、自分の現在地を並べてみました。
| 松浦さんの結論(私の要約) | 意味するところ | 私の現在地 |
|---|---|---|
| ① 価値は金額ではなく「失ったらどうなるか」で決まる | 同じ100万円でも、生活が終わる人と、痛くもかゆくもない人がいる | 私にとっては十分に重い金額 |
| ② お金は安心材料にならない | 額が増えるほど、失う不安と、寄ってくる話も増える | 準富裕層にタッチした翌日も、私は普通に出社しています |
| ③ 変わるのは自分ではなく、周りだ | 本人は何も変わっていないのに、周囲の態度が勝手に書き換わる | まだ誰にも書き換えられていません。その順番が来る前に知れたのは運がいい |
| ④ お金は「向こう側」を見るための道具だ | 貯めるためではなく、知らない世界を見るために使う | 道具は少しずつ揃ってきました。使い方だけ、まだ習っていません |
こうして並べてみると、①〜③は持っている額に関係なく成り立つ話でした。100億円でも、その何十分の一でも、たぶん100万円でも同じです。
違うのは④だけです。ここだけは、稼ぐ力の大きさで自由度が変わります。
私が持ち帰ることにした一つ
というわけで、この記事から私が持ち帰るのは一つです。
増やす練習と同じ回数は無理でも、使う練習を、ゼロから1にする。
金額は問いません。松浦さんの言うとおり金銭感覚が使った金額でしか育たないのなら、使っていない私の感覚は、育ちようがないからです。行ったことのない場所に行くとか、まだ知らないことに払うとか、そのあたりから始めます。
読んでくださっている方の中にも、貯めるほうばかり得意になっている方がいるんじゃないでしょうか。もしそうなら、いっしょに『身の丈』の範囲で練習しませんか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😆
参考にした記事
- 松浦勝人「100万円でも100億円でも、なくなる時は一瞬だ」(note・2026年8月13日)
https://note.com/maxmatsuura/n/n1cf97b51d784


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